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Webデザイナーにコーディングの知識は不要?初心者必見のメリットと理由を徹底解説!

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こんにちは!デザイナーのaki(@aki_0415a)です。

「Webデザインを始めてみたいけど、コーディングって本当に必要なの?」と悩んだことはありませんか?

aki

デザインに興味があっても、コードを書くことに不安を感じますよね

実は、Webデザイナーになるために、コーディングの知識が必ずしも必要ではないということをご存知でしょうか?

今回は、Webデザイン初心者が知っておくべきコーディングの基礎知識から、なぜコーディングが必要ないのか、その理由をわかりやすく解説します。

また、逆にコーディングができるとどんなメリットがあるのか、逆にコーディングなしでデザインを極めるにはどうすればいいのかも紹介します。

この記事でわかること
  • ・Webデザイナーにコーディングの知識が必須ではない理由。
  • ・コーディングを学ぶことで得られるメリットについて
  • ・コーディングを学ぶ場合おすすめの本。

結論:基本的に必要ない、デザインのスキルを上げよう

Webデザイナーになるために、コーディングの知識は必ずしも必要ではありません。

デザイン事務所・Web制作会社・企業では、Webデザインの仕事とコーディングの仕事が別々の人によって行われます。

デザイナーは「どうやって見た目を良くするか」「どんな色を使うか」「どのように配置するか」などを考えます。

一方で、コーダーと呼ばれる専門家が、そのデザインを実際のWebページに変えるためのコードを書きます。

なので、デザイナーはデザインに集中できる環境が整っていることが多いです。

しかし、もしデザインの仕事だけでなく、もっと幅広い仕事をしたいと思うなら、コーディングを少し勉強しておくことは大きな助けになります。

特に、自分で全部の仕事をこなしたいフリーランスのデザイナーにとっては、コーディングの知識は、仕事の幅が広がる強力な武器になります。

基礎知識:WEBデザインにおけるコーディングとは?

コーディングとは、デザインをインターネット上で見ることができる「Webページ」に変えるために、特別な言語を使って作業することです。

この作業に使われる主な言語が、HTML(エイチティーエムエル)CSS(シーエスエス)です。

JavaScript(ジャバスクリプト)というWEBサイトに動きをつけるときに使用する言語もあります。

HTMLとCSSを習得した後に学ぶのが一般的です。

HTMLCSSについて

HTML(エイチティーエムエル)は、Webページの「骨組み」を作る言語です。

例えば、家を建てるときに柱や壁を立てて、どこに部屋があるのかを決めるように、Webページでも「ここにタイトルを置く」「ここに画像を配置する」といった基本的な構造を決めるのがHTMLの役割です。

CSS(シーエスエス)は、そのHTMLで作られた骨組みに「色」や「サイズ感」「画像」などのデザインを加える言語です。

これを使うことで、タイトルの文字を赤くしたり、背景に画像を入れたり、テキストを中央に配置したりすることができます。

たとえば、紙に絵を描くときに、鉛筆の役割を果たすHTMLで下書きをしてから色を塗るような感じです。

これらの言語を使うことで、デザインがただの絵やイメージではなく、実際に動くWebページとして形になります。

なぜコーディング知識が必須ではないのか4つの理由

では、ここからは必ずしもコーディングが必要ないポイントを4つ解説したいと思います。

多くの企業では分業している

冒頭でも触れましたが、大きな企業やWeb制作会社では、デザインの仕事とコーディングの仕事が分かれています。

デザイナーがデザインを考えて、それをコーダーがコードに変えるという流れでそれぞれ分業化されています。

分業化することにより、デザイナーは自分の得意分野であるデザインに集中できます。

例えば、パン屋でパンを作る人と、それを売る人が別々であるように、デザインとコーディングもそれぞれ専門の人が担当します。

そのため、デザイナーがコーディングについて知らなくても、チームでうまくやり取りができるようになっています。

外注できる

先ほどは、社内で分業化されている話をしましたが、フリーランスや社内にコーディングの部署がない場合はどうでしょうか?

その場合でも自分でやる必要はありません。

コーディングは外部の専門家に頼むことができ、これを「外注」と言います。

外注することで、コーディングは専門の人に任せ、デザイナーは自分の得意な部分であるデザインに集中し、効率的に仕事を進めることができます。

これは、イラストが書ける人、デザインができる人、プロブラミングができる人、動画編集ができる人のように職種ごとに得意分野があるように苦手な部分は得意な人に任せることで、全体のクオリティを上げることができます。

初心者はデザインのスキルアップを優先

Webデザインを始めたばかりのデザイナーにとって、最優先事項はデザインのスキルをしっかりと身につけることです。

デザインの基本を学び、どうすれば見やすくて、かっこいいWebページを作れるのかを考えることに集中する方が、成長が早くなり必要とされています。

もしコーディングを学びたいとしてもデザインに集中して腕を磨いてからからコーディングを学ぶ方が、より良いデザイナーになることができます。

ノーコードツールが増えてきた

最近では、コーディングをしなくてもWebサイトを作れる「ノーコードツール」がたくさん登場しています。

ノーコードツールとは、プログラムを書くことなく、マウスを使って簡単にWebサイトを作ることができる便利なツールです。

例えば、ブロックを組み合わせておもちゃの車を作るように、ノーコードツールではWebサイトのパーツを組み合わせるだけで、誰でも簡単にWebページを作れます。

aki

STUDIO、Wixなどがノーコードツールとして有名だね。

ノーコードツールの台頭により、コーディングの知識がなくても、自分の思い通りのWebページを作ることができるので、デザイナーがコードを書く必要がさらに少なくなっています。

コーディングができたら得られる4つメリット

前半では、コーディングがWEBデザイナーによって必須ではない理由を書かせてもらいましたが、決してコーディングを学ぶことが無駄というわけではありません。

デザインのスキルが伴っている場合、自分の市場価値を固めるには有効なアプローチです。

今度は、コーディングを習得することで得られるメリットを4つ紹介したいと思います。

少しでもできたらコーダーとの打ち合わせ・デザイン作成に役立つ

コーディングの基本を知っていると、デザインを実装してもらうとき「こういう風にデザインを実現してほしい」とコーダーさんに具体的に伝えることができます。

実際にデザインをコーディングする時、コーディングの難易度が高いデザインというのがあります。

そんな時はデザイナーとコーダー間ですり合わせを行うので、コーディングの知識があると打ち合わせがスムーズに進みます。

また、コーダーがデザインをどうコードに変えるのかを理解できるので、デザインの段階でそれを考慮することができます。

例えば、料理のレシピを考えるシェフが、調理の技術も知っていると、調理スタッフとスムーズにコミュニケーションが取れるのと同じです。

これにより、デザインと実際のWebページがもっと一致しやすくなりますし、コーダーとの連携がとれ結果として良いWEBサイトの完成につながります。

フリーランスは特に幅が広がる

フリーランスとして働く場合、コーディングができることで、仕事の幅が大きく広がります。

企業に属さずに自分一人で仕事に取り組む働き方になるので、いろいろな案件に対応できるようにスキルの幅は広い方が当然おすすめです。

WEBデザインの依頼にはデザインからコーディングまで一括で依頼をされる場合もあるので、コーディングまでできると1部分を外注に出す必要もないので、最終的な利益が大きくなります。

また、コーディング含めて一括で対応できることを売りにすることで、クライアントからの依頼内容が増え、結果的に収入も増える可能性が高まります。これは、自分の仕事の幅を広げるための大きな武器になります。

転職時に有利

コーディングができるデザイナーは意外と少ないため、転職の際には大きな強みになります。

デザインとコーディングの両方ができる人材は、企業にとって非常に貴重です。

そのため、転職活動をする際に、「デザインもコーディングもできます」とアピールすることで、他の候補者と差別化され有利になるでしょう。

レスポンシブデザインが学べる

コーディングを学ぶことで、スマートフォンやタブレットでも見やすいWebページを作る「レスポンシブデザイン」についても理解できるようになります。

レスポンシブデザインとは、どんなサイズの画面でも、見やすく表示されるデザインのことですよ。

たとえば、大きなパソコンの画面で見るときと、小さなスマートフォンの画面で見るときでは、同じWebページでも見え方が変わってしまいますよね。

そこで、レスポンシブデザインを使えば、どんなデバイス(機器)で見ても、文字が大きすぎたり小さすぎたりしないように、画像がはみ出したりしないように調整できます。

コーディングを学んでおけば、こうしたレスポンシブデザインも作ることができるようになり、より多くの人に見やすいWebページを提供できるようになりますね。

おすすめの本

ここでは、年間100札以上本を読む私がもっとも分かり易かったと感動したおすすめ本を紹介します。

1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

圧倒的にわかりやすく、初心者に必要な内容が丁寧に網羅されています。

迷ったら初めて買う本はコレがお勧めです。

具体的な内容としては、コーディングを初心者でもわかりやすく学べる内容になっています。

特に、デザインとコーディングの両方を学びたい人に最適です。
実際のWebページを作りながら学べるので、コーディングの知識が少しずつ身についていきます。

この本を使って学べば、最初は簡単なWebページを作り、次に少しずつ難易度を上げていくことができます。

最終的には、オリジナルのWebページを一から作ることができるようになります。
とても丁寧な説明がされているので、初めての人でも安心して学べます。

おすすめ無料勉強サイト

つづいてはオンライン上でコーディングを学べるサイトを紹介します。

progate

出典:https://prog-8.com/

Progateは、話題のオンラインでコーディングを学べる無料のサイトです。
有料版もありますが、無料版でもかなり勉強になるおすすめのサイトです。

Progateでは、スライド形式でHTMLやCSSを学ぶことができ、まるでゲームを進めるような感覚で学習を進められます。

たとえば、Progateではまず基本的なタグやプロパティを学び、それを使って実際にコードを書いてみます。

そして、自分の書いたコードがどのようにWebページに反映されるのかをすぐに確認できるので、とても実践的です。

Progateを使えば、コーディングに苦手意識がある人も楽しく学べるかなと思います^^

また、学んだことをすぐに試せるので、理解が深まりやすいのも魅力の初心者にもおすすめできるサイトですよ。

まとめ

Webデザイナーになるために、正直コーディングの知識は必須ではありません。

特に、大きな企業やプロジェクトでは、デザインとコーディングが別々の専門家によって行われているため、デザイナーはデザインに集中することができます。

しかし、コーディングを学ぶことで、デザインの幅が広がり、フリーランスとしての仕事のチャンスが増えたり、転職で有利になったりするメリットもあります。

ただまず最初は、デザインに集中してスキルを磨き、その後に必要に応じてコーディングを学ぶのが良いでしょう。

デザインに慣れてきてコーディング学びたくなった気は、まず「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」や「Progate」のような教材を使って、少しずつコーディングの基礎を学んでいくと良いです。

最初に苦手意識を持つと後が辛いので…….( ; ; )

最終的には、自分の目指すキャリアや働き方に応じて、コーディングの知識をどう活用するかを考えてみてください。

Webデザインの世界は奥が深く、たくさんの選択肢がありますが、まずは自分が楽しいと思うことから始めるのが一番ですよ。

ではでは、また次回もよろしくお願いします―!