これからデザイナーになりたいと考えている方は、デザイナーの年収はいくらぐらいなのか考えたことはありませんか?
私も就職の時は、多くの企業の給料含め条件を確認しました。
やりたいことを仕事にしつつもお金は事情は気になるところですね。
この記事では、今後デザイナーを目指している方にデザイナーのお給料・お金事情について紹介して行きたいと思います。
後半では、デザイナーが年収を上げていく方法も紹介していますので、現役デザイナーの方にも参考になるかと思いますので、参考にしてみてください。
- ・デザイナーの一般的な年収
- ・年代・地域・企業規模ごとに紹介
- ・デザイナーが年収を上げる方法
以上の点を厚生労働省のデータを参考に紹介します。
では、早速下記から紹介していきます。
目次
デザイナーの平均年収、給与について
結論
デザイナーの平均年収は約480万6,000円
企業勤めかフリーランスでも変わって行きますが、まずは、企業所属の平均給与を紹介します。
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、グラフィックデザイナー/WEBデザイナー共に平均年収は約480万6,000円です。(2022年統計分)
また国税庁が行った民間給与実態統計調査では2022年12月31日現在の日本の給与所得者の平均給与は443万円となっておりデザイナーの給与は全国の平均よりも高いと言えます。
もちろん全てのデザイナーが上記の所得と言うわけではありませんが、中には1000万を超えるケースもあり給与面でも比較的安定している職種といえます。
給料情報の算出について
記載の給料情報は2023年6月に求人ボックス上で掲載されていた求人情報から算出した給料情報です。
※平均年収(時給):集計対象求人における給与水準の中央値を示しています。
※日本の平均年収:国税庁の令和3年分「民間給与実態統計調査結果」に基づいています。
地域別の年収について
次は地域別で見て行きましょう。
同じ職種でも地域によっても以下のように年収が異なります。
地域の年収の差は他の職業でも見られる差と大差ありません。
上記の通り地域によっても年収は大きく変わります。
もちろん同じ職種でも仕事内容・企業方針なども関係してくるので一概には言えませんが、100万近くの差があるケースもあります。
また、労働時間に関しては地域によってそこまで大きな差がありません。
年代別の年収について
では続いては年代別に見て行きましょう。
30代中盤ごろに、日本の全国平均である480万円に届く見込みになっています
20代が平均より少ないのはどの仕事にも言えることですが、新卒など若い時はなかなか給与が上がりませんが、年数が増えるにつれて年収が上がっていく傾向にあります。
企業所属とフリーランスの違い
では、ここからははデザイン事務所・広告代理店に所属しているデザイナーとフリーランスの違いについてみて行きましょう。
企業所属
大企業におけるデザイナーの平均給料
- ・初級デザイナー: 年収約300万円から400万円程度
- ・中級デザイナー: 年収約400万円から600万円程度
- ・上級デザイナー: 年収600万円以上
大企業では、一般的に給与水準が高く、福利厚生やボーナスなどの待遇も充実している傾向があります。
中小企業におけるデザイナーの平均給料
- ・初級デザイナー: 年収約200万円から300万円程度
- ・中級デザイナー: 年収約300万円から400万円程度
- ・上級デザイナー: 年収400万円以上
中小企業では給与水準が大企業よりもやや低い傾向がありますが、具体的な給料は企業の規模や業界によっても異なるため、個別のケースによって差異があります。
フリーランス
フリーランスの平均年収は、個々のデザイナーの経験や専門性、努力、市場の需要などによって大きく異なり、その時々のプロジェクトごとに異なるため、固定の年収を確定しにくいケースが多いです、ですので一般的な参考として以下の情報を提供します。
- 【初心者フリーランスデザイナー年収】
約200万円から400万円程度とされています。
経験やスキルの不足から、プロジェクト数や単価が限られることがあります。 - 【中級フリーランスデザイナー】
年収約400万円から800万円程度とされています。
経験を積みスキルセットを磨くことで、プロジェクト数や単価が増える傾向があります。 - 【上級フリーランスデザイナーや売れっ子デザイナー】
年収1000万円以上を稼ぐこともあります。優れたスキル、幅広いクライアントネットワーク、卓越したクリエイティビティなどによって、高額のプロジェクトやクライアントからの依頼を得ることができます。
参考:賃金構造基本統計調査 令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表3 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
と以上がデザイナーのお金事情になります。
こうしてみると一般的には給料は平均よりもやや高く、地域・年代による差は他の職種と同じようなイメージです。
では続いてはデザイナーが日々の収入・年収を上げる方法を紹介して行きます。
デザイナーが自分の所得を上げる方法
では、ここからはデザイナーが自分の所得を上げる方法を紹介します。
主にこの4つが現実的な路線になります。
スキルアップ
デザイナーは制作物が実際の評価につながることの多い実力社会です。
自分のスキルを磨き活躍の幅を増やして行きましょう。
所属している会社・事務所内でも重宝される人材になれば、給料面にも反映されてきます。
- ・現在のスキルを磨き上げてより高みを目指す。
- ・現在のスキル以外にも新しい分野のスキルを習得する
例えばWEBデザインの分野ではコーディングやマーケティングのスキルを入れてみたり。
キャリアアップ
より好条件で大きな制作会社や広告代理店に転職をする方法です。
自身の能力が高く会社に貢献しても会社自体の業績が上がっていないとなかなか給料面に反映されないのが正直なところです。
大企業の方が福利厚生なども比較的よく。大きな案件に関わる機会が多い傾向にあります。
転職時には募集している企業をネットなどで探してみましょう。
デザイナーの枠は空かないと採用を行わない企業もある為、定期的に確認するのがおすすめです。
デザイン関係ですとクリエイター職の採用件数の多い下記のサイトがおすすめです。
副業
近年話題になっている副業ですが、デザイナーは副業するのにとても適している仕事だといえます。
現在はココナラ などネット上でデザイナーとユーザーをマッチングさせるサービスがとても充実していますし、副業を通して本業のレベルアップにつながることもできます。
会社経由ではなく1から自分で進めていくことは、普段のデザイン制作と違いいろいろなことを学ぶこともできます。
独立・起業
実力がつき自分を指定してくれる固定客ができたりした場合フリーランスとして独立する方法もあります。
自分の実力次第で収入はどんどん上がり、中には1000万以上を優に越すデザイナーも存在します。
現在はSNSなどで自己プロデュースを行いやすい環境がある為、やり方次第では、経験を生かし新規の顧客をどんどん獲得することもできます。
まずはスキルアップなどして経験を積み独立も視野に入れてみるというルートが比較的に多いかと思われます。
企業デザイナーとして安定している時にしっかりと時実力をつけるのもいいですね。
まとめ
今回はデザイナーのお給料事情について紹介させていただきました。
実際にやりたいと思っていることでもお金との関係は切っても切れないものになります。
デザイナーを目指す方は、今回の記事を参考に今後の就職・転職時活動を行ってみてください。
読んでいただきありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします^^