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未経験から目指すならWEBデザイナーとグラフィックデザイナーどっち?違いと選び方を解説!

こんにちは!!
現役デザイナーのaki(@aki_0415a)です。

デザインの仕事を目指したいけれど…。

・「WEBデザイナー」と「グラフィックデザイナー」って何が違うの? 

・どっちを選べばいいの? 

と迷っていませんか? 

どちらもデザインに携わるお仕事ですが、業務内容はそれぞれ違います。

この記事では、「WEBデザイナー」と「グラフィックデザイナー」のお仕事の違いや自分に合った選び方を紹介します。

aki

ちなみに私は、WEBとグラフィック両方のデザインを手掛けています。

両方経験したからこそ感じたことをそれぞれの視点から解説したいと思います。

読めばきっと、「わたしはどっちの道が合っているんだろう?」というモヤモヤが、スッキリ晴れるはずです!

この記事でわかること
  • ・「WEBデザイナー」と「グラフィックデザイナー」の違い
  • ・2つの将来性と必要なスキル
  • ・どっちを目指すか迷った時の決め方

まず今回の結論はこちらになります。

結論

WEBデザイナーはWEBに携わるデザイン、グラフィックデザイナーはポスターやロゴ、パッケージなど平面デザインを作る。

・習得までの期間が短いのはWEBデザイナー、じっくりならグラフィックデザイナー

・WEBデザイナーとグラフィックデザイナーで必要な知識、スキルは違う

・将来的にはWEBとグラフィックの二刀流がおすすめ

では、次から詳しく紹介していきますね。

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの違い

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーは似ているようで大きな違いがあります。

ここでは、2つのデザインの業務内容・違い・将来性・年収を紹介しますね。

WEBデザイナー

・ホームページやECサイト(販売サイト)、バナー、SNS用の画像などを作ることが多い。

・使用ソフトは、Illustrator、Photoshop、figma、studioなど。

・デザインの知識以外にコーディング、SEOの知識が必要な場合がある

グラフィックデザイナー

・ポスターやロゴ、パッケージなどを作ることが多い。

・使用ソフトは、Illustrator、Photoshop、in Designなど。

・デザインの知識以外に印刷物、マーケティングスキルが必要な場合がある

どちらも人の目をひきつけるようなデザインの制作が大切ですが、扱うソフトや媒体が少しずつ違います。

以下からは、その違いをより分かりやすく紹介していきます。

主な製作物

ここでは、WEBデザイナーとグラフィックデザイナーが作成する制作物の違いを紹介します。

WEBデザイナーの制作物

WEBサイトデザイン・コーポレートサイト・ECサイト・ブログやメディアサイト・UI/UXデザイン・モバイルアプリデザイン・バナーや広告素材・LP(ランディングページ)・Web用バナー広告・SNS投稿用の画像や動画・商品やサービスの特設ページ・メルマガやリード獲得用のデザイン・その他デジタル関連デザイン

グラフィックデザイナーの制作物

ポスター・チラシ・パンフレット・カタログ・名刺・封筒・書籍や雑誌の表紙・レイアウト・パッケージデザイン・ラベル・企業ロゴ・ブランドデザイン・広告デザイン・雑誌広告・屋外看板(ビルボード)・ノベルティデザイン・Tシャツやグッズのデザイン・イラスト制作・キャラクターデザイン・その他印刷物関連デザイン

こうやって書き出すとどちらも製作できる幅が非常に広いですね。

ざっくり言うとWEBデザインはデジタル媒体中心、グラフィックは印刷媒体中心です。

デザインの目的の違い

  • ・WEBデザイナーは主にデジタル媒体での視覚デザインやユーザー体験を重視。
  • ・グラフィックデザイナーは主に紙媒体やブランド表現を重視。

どちらもデザインの基本的なスキルは共通していますが、専門分野によって手法や重要視するポイントが異なることが多いです。

必要なソフト

WEBデザイナーは、ホームページを設計するためにFigmaやstudioといったツール、そして画像を作るPhotoshopやIllustratorなどを使います。

ちなみにAdobeXDが一時期使われていましたが、現在はサポートが終了し多くのデザイナーが、Figmaに移行しています。

また、HTMLやCSSといったホームページを組み立てるためコーディングを学ぶこともあります。

とはいえ、コーディングはそこまで必要ないと言えます。

コーディングができれば仕事の幅は広がりますが、まずはWEBデザインのスキルUPが最優先です。

コーディングの必要性については以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください。

ブログの表紙
Webデザイナーにコーディングの知識は不要?初心者必見のメリットと理由を徹底解説!Webデザイナーにコーディング知識は本当に必要?分業の現状から初心者が知るべき理由、さらにコーディングを学ぶことで得られるメリットまでをわかりやすく解説します。これからWebデザインを学ぶ方必見!...

グラフィックデザイナーもPhotoshopやIllustratorはよく使いますが、雑誌やチラシを作る時はInDesign(インデザイン)という専用のソフトを使う場合があります。

必要なスキル

WEBデザイナーには、見た目をきれいにするデザイン力はもちろん、「ボタンを押しやすい配置」や「読みやすい文字の大きさ」など、使いやすさ(ユーザー体験)を考える力も求められます。

また、検索で上位に表示されやすくする「SEO」の考え方もあると役立ちます。

他にも自分でコードが書けることは必須ではないですが、ある程度わかっているとコーダーとの意思疎通が図りやすいです。

グラフィックデザイナーは、色・形・文字のバランスをうまくとり、紙などに印刷したときに美しく見えるようにするスキルが必要です。

また、商品のイメージやブランドの雰囲気をパッと見で伝えられるような「表現力」も求められます。

他にも印刷での表現を考えて色やサイズを調整する知識も必要になります。

・SEOやコーディングなどデジタルに対する知識、スキル習得に抵抗がない場合はWEBデザイナー

・ブランド戦略、印刷知識に興味があるならグラフィックデザイナー

将来性

WEBデザイナーは、インターネットやスマホなどのデジタル媒体がどんどん発達しているので、今後も仕事が増えやすい環境です。

実際に昨今では、急速なデジタルへの移行からWEBデザイナー、コーダーなどデジタルに関連する仕事が人手不足になっており採用枠も多いです。

また、時代によって求められるものが必要な為、デジタルの変化に合わせて柔軟に対応する必要があります。

グラフィックデザイナーは、デジタル媒体の発達により紙の印刷物や発行部数が減少傾向にあるとはいえ、パッケージ、看板、ロゴなど多くの活躍の場があります。

従来の仕事が減少してもそのぶん「ブランドイメージ」をつくるマーケターとして活躍できます。

また、グラフィックデザイナーはデザインの基礎知識とレイアウトのの知識がありWEBデザイナーへの転向の方が比較的容易な為、昨今ではWEB関係の仕事を任される機会も増えてきました。

年収

WEBデザイナー・グラフィックデザイナーの平均年収は約509.3万円です。

国税庁が行った給与所得者の平均年収調査では日本人の平均給与は約460万円と出ており、WEB・グラフィックデザイナーの平均年収のほうが50万円ほど高いことがわかります。

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの年収については、基本的には大きく差がないといえます。

ただし、年収は経験や働く場所、スキルによって変わる為、参考までにしておくのが良いでしょう。

参照
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag WEBデザイナー
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag グラフィックデザイナー
国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査

どちらもは新しい技術を学びながらスキルアップすることで年収が上がりやすいです。

また、副業やフリーランスとして独立すれば将来的にはかなりの高収入になることもあります。

どっちを目指したらいいか迷った時の決め方3選?

さて、ここからはいよいよWEBでジアなーかグラフィックデザイナーのどちらを目指すか迷った時、決め手の参考になる3つの要素を紹介します。

①短期間でなりたいならWEBデザイナー、じっくりならグラフィックデザイナー

WEBデザイナーはオンラインスクールや学習サイトが多く、未経験からでも比較的早くスキルを身につけやすいです。

仕事探しもしやすいので、手早くスタートを切りたい方におすすめです。

じっくりデザインの基礎を身につけたいならグラフィックデザイナーです。

グラフィックデザイナーは、ロゴからパッケージ・ポスターまでいろいろな表現を楽しみたい人にはぴったりです。

また、デザインの基礎についてしっかりと生部必要がありますが、その分WEBデザイナーへの転向、併用を考えた時、グラフィックとして積み上げた知識がある為、比較的容易にWEBデザイナーになれます。

・手早くスタートを切りたい方はWEBデザイナー

・じっくりデザインの基礎を身につけたいならグラフィックデザイナー

②表現媒体とスキルで決める

「パソコンやスマホで見せる世界」で勝負したいならWEB、「実物として手にとるデザイン」にワクワクするならグラフィック、と考えるとわかりやすいです。

自分が作ったものがどんな風に見られたいかを考えましょう。

また、SEOやコーディングなどデジタルに対する知識、スキル習得に抵抗がない場合はWEBデザイナー。

ブランド戦略、印刷知識に興味があるならグラフィックデザイナーになります。

・SEOやコーディングなどデジタルに対するスキル習得が好きならWEBデザイナー

・マーケティング要素、ブランド戦略、印刷知識に興味があるならグラフィックデザイナー

③自分が情熱を注げる方

最後は精神論ですが、自分が「楽しめる」「熱意を注げる」道を選ぶことが一番後悔しません。

パソコンやスマホのデジタル媒体でデザインを世界中に届けたいのか、印刷物やロゴ制作で直接手に取れる媒体で見る人を笑顔にしたいのか。

無理やり進んでもデザインが楽しくないと感じてしまう可能性もある為、自分が魅力的に思える方を選ぶのも1つです。

・自分が「楽しめる」「熱意を注げる」道を選ぶ。

最終的には二刀流を目指すのがおすすめ

最初は、WEBデザイナーとグラフィイックデザイナーのどちらかを選んで進めていくべきですが、最終的には、WEB・グラフィックのどちらも製作できる二刀流デザイナーになるのがおすすめです。

ただ、どちらのスキルも中途半端になるのが一番避けたいので、二刀流を目指す場合は、それぞれのデザインに深い理解とスキルを身につけてから行いましょう。

もちろんどちらかの道を徹底的に極めるのも一流の特化型WEBデザイナー、グラフィックデザイナーとしてとても重宝されるので、自分のキャリアプラン、環境に合わせて選択していくのがおすすめです。

WEBデザイナー・グラフィックデザイナーのスキルは応用できる

先ほども書きましたが、WEBとグラフィックののスキルはそれぞれ応用することができます。

そのため、それぞれの分野に対しての勉強は必要ですが、習得も比較的しやすいです。

aki

私の周りにもWEBデザイナーから初めて現在はグラフィックのデザインも手がけているデザイナーもいます。

WEBデザイナー・グラフィックデザイナーの製作にはどちらもデザインの知識、原則の理解が必要になります。

WEBデザイナーとして培ったスキル、経験はグラフィックデザイナーになって活かすことができますし、逆もまた同じです。

例としてとあるブランドのデザインを手掛ける場合WEBの知識があれば、コーポレートサイト、ECサイトを作るときにすぐ対応できますし、グラフィックのセンスがあれば、そのブランドのロゴ製作、チラシも素敵にできます。

どちらのスキルも手に入れれば、色々な仕事に挑戦できますよ。

デザイン業界の変化に対応できると安心

昨今デジタル媒体が増え、WEBデザイナーの需要が急増したように、時代の変化と共にデザイナーのあり方が大きく変わっています。

技術が進むと、求められるデザインも変わってきます。

WEBとグラフィックの両方を経験しておけば、時代に合わせて自分の仕事の幅を広げることができますよ。

まとめ

WEBデザイナーはオンラインの世界で、グラフィックデザイナーは紙の世界で魅力的な作品を生み出します。

選び方まとめ

・未経験から始めるなら、すぐ仕事につながりやすいWEB、幅広い表現をしっかり学びたいならグラフィック。

・デジタルかマーケティングや印刷スキルなど必要な知識についても調べる。

・自分が表現、活躍したい業界で選ぶ。

でも、どちらかだけでなく、いずれは両方のスキルを学ぶのもおすすめです。

WEBとグラフィック2つのデザインスキルを習得すれば。時代の流れに合わせて柔軟に色々なデザインに対応することができますし、仕事としても安定しやすいです。

自分が本当にワクワクできる分野を選びつつ、少しずつできることを増やして、後悔のない選択をしましょう。

今回の記事が、WEB、グラフィックのどちらを目指すのか参考になったら嬉しいです。

読んでくださりありがとうございます。また次回もよろしくお願いします!